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メーデー
5月1日、日本国中の労働組合組織では労働者の国際的な祭典であるメーデーを祝います。組織傘下の労働組合、労働者が集まり、公園で集会をし、通りでパレードを行います。メーデーは1886年5月1日にアメリカで行われた8時間労働制を要求したストライキを起源としています。日本では1920年5月2日に初めてのメーデーのイベントが東京で開かれ、1万人の労働者が参加しました。戦争などを理由に1936年から1945年の間、メーデーのイベントは行われませんでしたが、1946年に復活しました。1952年のメーデーは「血のメーデー」と呼ばれ、歴史に残るものとなりました。警官隊とサンフランシスコ講和条約に反対するデモ隊との間の激しい衝突となり、死傷者が出たのです。日本における労働運動は戦後、華々しく復活し、70年代にはピークを迎えましたが、その後、勢いを衰えはじめました。そのため、メーデーのデモも減少していると言われてます。また、5月1日は日本人にとってのレジャーシーズンであるゴールデンウイーク中となるので、労働者のデモには適さないとする見方もあります。労働組合のメンバーでさえ、メーデー参加よりも家族と行楽地へ行くことを優先するかもしれないというわけです。
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