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色とりどりの鯉のぼりが風にたなびいています。
節分の鬼と豆の絵。
職場の1年
  1. 仕事始め
  2. 新年度と異動シーズン
  3. お花見
  4. メーデー
  5. 五月病
  6. 株主総会
  7. お盆休みと帰省ラッシュ
  8. 慰安旅行
  9. 忘年会
  10. 仕事納め
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慰安旅行
日本の企業はその従業員を擬似家族とみなす傾向があります。先輩従業員は後輩従業員を弟や妹、または、息子や娘のように扱う場合があります。後輩従業員は謙虚な生徒のように、先輩からビジネスに関する様々なことを学ぶことが期待されています。よって、様々な機会を通して、従業員同士が仲良くなることが重要視されます。例えば、働く人たちにとって、仕事が終わった後、同じ職場の同僚や先輩、もしくは後輩と一緒に飲食することはとても当たり前のことです。加えて、会社自体がそういった従業員間の交際のための公式な機会を設けています。その一つがいわゆる慰安旅行で、会社が費用を負担して、従業員が年に一回の観光旅行を数日間にわたって楽しみます。秋は特に、慰安旅行が盛んな季節だと言われています。典型的な慰安旅行では、同じ職場の上司も部下も含む従業員が契約したバスで一緒に観光地を訪れ、良いホテルに泊まり、夜にはそこで宴会を楽しみます。比較的小さな企業は従業員全員を同一の慰安旅行に招待します。そのような場合は、重役たちも、管理職や部下たちと共に、観光と宴会を楽しみます。景気のいい会社は従業員をハワイなどの国外旅行に送り出します。慰安旅行は法的にも認められた企業の慣習です。福利厚生の一部とみなされ、税金を免除されています。多くの従業員が慰安旅行を無料の観光旅行と考え、楽しみにしています。しかし、こういった擬似家族的な企業の慣習を時代遅れと思っている従業員も増えています。
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